なぜ「海外でうまくいかない」のか──海外進出の現場で見えてきた、ブランディングの盲点

コロナ禍以降、日本企業の海外進出や個人のグローバル展開への関心は高まり続けています。特に中東、アジア、欧州など「成長と多様性が共存する地域」に対する注目度は年々高まっており、ドバイやシンガポールを拠点に新たな事業展開を模索する動きも目立ってきました。

しかし実際に現地でビジネスを立ち上げたり、進出をサポートしたりする中で感じるのは、「良い商品・良いサービスなのに、世界に届かない」という日本発ブランドの共通課題です。

「中身」だけでは伝わらない

多くの日本人起業家や企業は、製品力やサービスのクオリティには確かな自信を持っています。細かいこだわりや品質の良さにとことんこだわっているケースが多く見られます。しかし、海外市場ではそれだけでは通用しません。

文化も価値観も背景も異なる場所では、 “何を伝えるか”よりも、“どう伝えるか”の戦略がなければ、現地の人々の心には届かないのです。

たとえば、「安心・安全」「丁寧なものづくり」という日本的な価値観も、現地の人にとっては抽象的すぎて、購入の決定打にならないことがあります。「良いものだから分かってくれる」は、実は日本人特有の前提なのです。

実際に足りていない“ブランディングの基盤”

私たちが現地でサポートしてきた中でも、次のようなケースは少なくありません。

  • ビジュアルや世界観が、現地市場の感性に合っていない
  • 商品説明が日本語思考で書かれていて、英語にしても伝わらない
  • SNSやPRが断片的で、ブランドとしての一貫性がない
  • ストーリーや理念が言語化されていないため、共感されない

これらは決して「センス」の問題ではなく、文化や価値観の構造を理解し、戦略的に設計していく視点が必要な領域です。

世界に伝えるためには、“翻訳”ではなく“変換”が必要

言語の翻訳ではなく、「価値の変換」。

つまり、日本発の“良さ”や“想い”を、世界の受け手が共感できる形に変えるブランディングが求められています。

それは、単なるデザインやロゴの話ではなく、誰に、何を、どのように伝えるかという“軸”を定めること。その軸があるかないかで、現地での事業の浸透力やブランドの信頼性、発信の影響力は大きく変わります。

私たちINSPIRE Creative Agencyは、こうした背景を理解した上で、現地市場に合ったブランディング戦略と表現設計をお手伝いしています。

ドバイあるいは海外に進出されたい方、もしくは、すでに海外に進出されていて、商品やサービスを再構築されたい方は、ぜひ初回無料相談をご活用ください。

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